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つくるのホントを知ってるかい?展 簡易レポート

ゲームとは関係のない展示会のレポートです。

バンダイ主催「つくるのホントを知ってるかい?」展へ行ってきました。

バンダイは大手玩具メーカーですが、今回は得意のプラモデルを題材にした展示会でした。

新ブランド「FUNPORTER」を設立。

バンダイの主力、ガンダムのプラモデルは

・色が豊富、組み立てただけでアニメとほぼ同じ色分けに

・手や顔など細かい形のパーツが多い

・各関節が可動、内部も再現

などの特徴があり、生産がとても複雑。

他社が持っていないバンダイのみの技術です。

(というより車や戦闘機のプラモデルの生産には必要のない技術)

この技術を生かして、メカだけでなく、様々なものをプラモデル化しよう、というのが「FUNPORTER」なのだと思います。

(実は過去、バンダイは何でもプラモデル化していた時代がありました)

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※かつてやっていた模型ブログより。多分結構レアです。

 

ここから簡易レポート

【場所、入場料】

東京ドームシティ Gallery AaMo

入場料は無料です。

ガンプラブーム、ミニ四駆ブームで現在の30歳前後までの男性はプラモデルに触れてきた世代だと思います。

ミニ四駆に関しては一部ですが女の子でも持ってたような。

現在のプラモデル界にはキラーコンテンツがなく、新規層(特に子ども)を取り入れるため無料なのかもしれません。

 

【ブース】

・プラモデルと実物を並べて展示

食べ物やハーモニカもプラモデルに!ハーモニカは音も出ます(が、音色を奏でるのはまだ出来ない模様)

プラスチックは硬化時に若干縮みますし、薄く作るのが難しい。

金属とは性質も違うので音色を出すのはなかなか難しいのかなぁと。

 

バンダイの成形技術展示

金型に2パターンの樹脂を流し込むことであらかじめ組み上がったパーツ

人をプラモデル化する際に骨格(肌色)→筋肉(赤色)→肌(肌色)の3段階で成形することで、肌に赤みがかかりよりリアルに。

子どもにも安心の工具なしで切り離せるタッチゲート。ポケモンケロロ軍曹のプラモデルで採用されています。

 

・自分が描いた絵をプラモデル化!するイメージ映像

絵を描いてスキャン。画面上に自分の絵がパッケージに!

 

・プラモデル制作工程を順に見られるベルトコンベア

ガンダムやアラレちゃんが組み上がっていく工程をベルトコンベアで展示。

 

・同じ形でもカラーリングでイメージが変わるプロジェクションマッピング

大きなモデルだったので迫力がありました。

 

・プラモデル組み立て体験コーナー

ガンダムor悟空を組み立てられるコーナーですが、本来は子ども専用。

行ったのが金曜日だったので大人でもOKとのことでした。

非売品キットが無料で組み立てられる太っ腹コーナーでした。

悟空を組み立てました。

 

スターウォーズをプラモデルで見る3D動画

スターデストロイヤーを劇中と同じアングルで!

CGに負けないディテールを再現、ということ。

 

・教室の外に1/1ザクⅡヘッド フォトコーナー

SNS映えする写真コーナー

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バンダイの様々なプラモデルを見るコーナー

ふりかけの容器のような実用品や精巧に塗装されたミレニアム・ファルコンまで

様々なプラモデルが見られるコーナー

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・射出成形機の実機稼働展示

ガンダムヘッドを量産していました。プラ板を燃やした時と同じ臭いでした。

お土産にガンダムヘッドが貰えます。

 

【まとめ】
無料とは思えないボリューム

平日だったので来場者は少なめで、どういった層が来場しているのかも分かりづらかったです。

プラモデルブームが過ぎ去って現在はプラモデルを作ったことがないという小学生も少なくないのかもしれません。

NiQは昔から完成品よりも作ることを楽しむタイプなので模型や自作PCなどを趣味にしています。

幼稚園の頃はニッパやヤスリなどの工具を使って頑張って作り、小学生の頃には筆で塗装をしていました。

工具の使い方や溶剤の危険性を教えてくれたのはまぎれもなくプラモデルでした。

現在のガンプラはジグソーパズルのように「完成品を作る」ような感覚。

もし現在のガンプラが少年時代にあったらここまでハマったかどうか、とも思ってしまいました。

とは言ってもまずは新規ユーザーの獲得は大事ですし、企業としてもより良い製品をつくるのも当たり前のことです。

親が安心して買い与えられるプラモデルというのはモノを作る楽しみを味わう第一歩になってくれると思います。

作る楽しみに対してバンダイが行っている取り組みがよくわかる展示会でした。